20122月

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綿サージ・綿ツイル

こんにちは!NOZOMIです。今日は、綿サージについて勉強したいと思います。

サージは綾織の代表的なもの。ほとんどの繊維でつくられているが、綿のものはコットン・サージともよんでいる。

綿の四つ綾は、2/2と3/1である。よく用いられるのは2/2だ。サージは2/2だから四つ綾。経糸と緯糸の本数は同じ。糸の太さも同じ。

ギャバジンには2/2のものもあるが、それをサージとはいわない。そのわけは、経糸と緯糸の本数の割合に大きな差があるし、太さも違っているからだ。四つ綾ともよんでいない。綿サージの糸の太さは、20、30、40番手。そこで、ドリルの葛城や、デニムよりも薄くて綾目は細く、整っている。しかも、しなやかだ。

布の表面は、単糸の場合、綾目が左下がり、双糸では右上がりとする。この綾目は45度ぐらいで、表側と裏側とでは方向が異なっている。

≪memo≫

(綿サージ)

素材 : 綿

織組織 : 綾織(四つ綾)

経糸と緯糸は同じ本数、同じ太さ

特徴 : 葛城やデニムよりも薄く、しなやか

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葛城(かつらぎ)

こんにちは!NOZOMIです。今日は、葛城を勉強したいと思います。

織糸の太さも、織組織も、ブルー・ジーンズのデニムと似ている。経糸3本、緯糸2本が表にあらわれている(つまり、経糸2本は緯糸2本の下になっている)。3/2綾である。経糸5本、緯糸5本で織組織の1単位が構成されているから、5枚綾という。

葛城は、白無地として用いたり、ピンクや赤に反染して用いる。これを縫製してパンツにしたりする。

≪memo≫

素材 : 綿

織組織 : 綾織(経綾)(5枚綾、四つ綾)

経糸3本・緯糸2本、または経糸3本・緯糸1本で1組織

糸 : 太い単糸、カード糸

特徴 : デニムよりやや上質、チノ・クロスに似る

インジゴブルー以外の色のジーンズは葛城

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チノ・クロス

“大人のカジュアル・パンツ”として、カーキ色のチノ・クロス地のパンツ=チノ・パンが、ニュー・アメリカンカジュアルの名のもとに登場して久しい。チノ・クロスは、綿ギャバジンに属する、綾織物服地だ。ワークウェアに多く使われている。将校の軍服に用いられるウェストポイントと同類だ。

綿ギャバジンの織糸の多くの双糸だが、チノ・クロスは、双糸を用いたものと、単糸を用いたものとがある。単糸のチノ・クロスは、双糸のクロスに比べると、厚手で、綾目が粗い。そのうえ硬めだ。双糸のチノ・クロスは、細い綾目がきれいに整って走っている。薄手で、滑らか、それにしなやかだ。

チノ・パンの安い価格のものは、単糸のチノ・クロス。高いものは双糸のチノ・クロスを用いている。この場合、「コーマチノ」なる名称がついていたりする。“安物ではありません”というわけ。

チノ・クロスと次項の葛城とは似ている。双糸を使って織った葛城のことをチノ・クロスといっても、大きな間違いではない。

チノ・クロスは、経糸に緯糸よりもやや細い糸を用い、その本数は、緯糸の倍の多さで、経綾に織ってある。これが、綾目を急角度にあらわしている仕掛け。綾目の方向は右だ。

布表には、経糸が3本、緯糸が1本あらわれている。この織組織は、経糸が4本、緯糸が4本で構成されている。このような構成の綾織物を、四つ綾とよんでいる。綿サージとか、綿ツイルなどといわれる綾織物は、多くが四つ綾である。

≪memo≫

素材 : 綿

織組織 : 綾織(経綾)(四つ綾)

綾目 : 単糸のものは粗い。双糸のものは細く整っている

糸 : 経糸はデニムよりも細い

双糸のものと単糸のものがある

特徴 : 単糸のものは双糸のものより厚手で硬く、安価

主な用途 : チノ・パンなどカジュアルウェア、ワークウェア

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ダンガリー

ブルージーンズに着るシャツは、綿の、平織の、ダンガリーが定番である。

ダンガリーは、インジゴ・ブルーの糸と白色の糸を用いて織られている。そこで、あの淡いブルーの色が生まれる。シャンブレー・カラーの一種だ。これが今日のダンガリーの姿である。

40年ほど前であれば、平織織物ではなく、綾織物だった。すると織糸も織組織もデニムと同じであるが、インジゴ・ブルーに先染した単糸を緯糸にして、白色の単糸を経糸にする。デニムと反対である。これを、デニム・ダンガリーと、アメリカではいっている。服地の名前と内容は、その土地や時代によって違うこともあるから注意が必要だ。

ブルージーンズにしろ、ウェスタン・シャツ、ウェスタン・ジャケットにしろ、そのブルーを、インジゴ・ブルーという。「インジゴ染料で染めているから、色落ちする」と注意書きを添えたものがある。本物のインジゴ染とは、天然の藍を用いて染めた正藍(染)のこと。今日のインジゴ染は、化学染料の一種であるバット染料で糸染してから、その染め糸に藍を上掛けするもの。これをトッピングといって、これは洗濯で色落ちする。で、バット染料で染めた地色だけになってしまうわけ。いいかえれば、一時的な着色、見せかけの染めである。

正藍は堅牢な染色である。藍(インジゴ)は、普通では染まりつかない色素。そこで、還元して水溶性にし、その染液の中に長時間漬けて、繊維の芯まで浸透させる。これを空気中に晒して、色素を不溶性に戻す。繊維の中に入った色素は大きな粒子となるから、色落ちしなくなる。

≪memo≫

素材 : 綿

織組織 : 平織(かつては綾織)

糸 : 単糸、カード糸 シャンブレーと同じ織り方だが、シャンブレーよりも太い糸

特徴 : シャンブレーよりも地厚で硬く、つっぱている

主な用途 : シャツ

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デニム

デニムといえば、ジーンズとくる。このようになった今日では、デニムのことをジーンズといったりもする。ウェスタン・スタイルにブルージーンズがなければ始まらない。

この、ジーンズという名称を考案し、それまでのダブダブな労働着のイメージと着方から脱して、ウェスタン・スタイルへと昇華させたのが1947年という。まさにアメリカ流マーケティングの見本的存在だ。

デニムは、綿の、太い単糸(16番手ぐらい)を用いて、経綾に織った綾織物だ。経綾とは、経糸を緯糸よりも多く布表にあらわした綾織物のこと。デニムの場合では、経糸が2本、緯糸が1本の割合か、経糸が3本、緯糸が1本の割合になっている。これを2/1綾、3/1綾という。よく見ると、織組織は経糸3本・緯糸1本、あるいは経糸2本・緯糸1本で1単位となっているのがわかる。

デニムの経糸は、インジゴ・ブルーの色に染まっている。緯糸は白色である。インジゴ・ブルーの糸を1本引き抜いてほぐしてみると、糸の芯部分が白く染め残されている。これをなか白という。ブルージーンズの縦落ちの秘密はここにある。しょっちゅう着ることと、洗濯のくり返しとによってデニムの表が摩擦し、綿糸を構成している繊維がだんだんと取れて、芯部の白さがあらわれてくるというわけ。

デニムの布表に、斜めに無数に走る粗い畝のことを、綾目という。綾目が走る方向には、左下から右上に走るもの(これを右綾という)と、右下から左上に走るもの(これを左綾という)とがある。

デニムは、ふっくらとして温かみのある厚地の服地だ。質素な感じがして、丈夫。そして青春のイメージがする。

≪memo≫

素材 : 綿

織組織 : 綾織(経綾) (三つ綾、四つ綾)

経糸2本・緯糸1本、または経糸3本・緯糸1本で1組

糸 : カード糸 経糸がなか白のインジゴ・ブルーの染糸、緯糸は白

特徴 : 厚地で丈夫 ふっくらとして温かみがある

主な用途 : ジーンズ

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