チノ・クロス

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チノ・クロス


“大人のカジュアル・パンツ”として、カーキ色のチノ・クロス地のパンツ=チノ・パンが、ニュー・アメリカンカジュアルの名のもとに登場して久しい。チノ・クロスは、綿ギャバジンに属する、綾織物服地だ。ワークウェアに多く使われている。将校の軍服に用いられるウェストポイントと同類だ。

綿ギャバジンの織糸の多くの双糸だが、チノ・クロスは、双糸を用いたものと、単糸を用いたものとがある。単糸のチノ・クロスは、双糸のクロスに比べると、厚手で、綾目が粗い。そのうえ硬めだ。双糸のチノ・クロスは、細い綾目がきれいに整って走っている。薄手で、滑らか、それにしなやかだ。

チノ・パンの安い価格のものは、単糸のチノ・クロス。高いものは双糸のチノ・クロスを用いている。この場合、「コーマチノ」なる名称がついていたりする。“安物ではありません”というわけ。

チノ・クロスと次項の葛城とは似ている。双糸を使って織った葛城のことをチノ・クロスといっても、大きな間違いではない。

チノ・クロスは、経糸に緯糸よりもやや細い糸を用い、その本数は、緯糸の倍の多さで、経綾に織ってある。これが、綾目を急角度にあらわしている仕掛け。綾目の方向は右だ。

布表には、経糸が3本、緯糸が1本あらわれている。この織組織は、経糸が4本、緯糸が4本で構成されている。このような構成の綾織物を、四つ綾とよんでいる。綿サージとか、綿ツイルなどといわれる綾織物は、多くが四つ綾である。

≪memo≫

素材 : 綿

織組織 : 綾織(経綾)(四つ綾)

綾目 : 単糸のものは粗い。双糸のものは細く整っている

糸 : 経糸はデニムよりも細い

双糸のものと単糸のものがある

特徴 : 単糸のものは双糸のものより厚手で硬く、安価

主な用途 : チノ・パンなどカジュアルウェア、ワークウェア

カテゴリー: STAFFBLOG
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